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ある一生

ある一生

劇場公開日:2024年7月12日

“世紀の小説”“小さな文学の奇跡”と評された世界40カ国で翻訳/160万部以上発行のベストセラーを映画化!
ドイツ映画賞にて作品賞ほか4部門ノミネート!
7/12(金)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開 

激動の20世紀、アルプスに生きた名もなき男の愛と幸福に満ちた一生

原作であるローベルト・ゼーターラーの同名小説(新潮クレスト・ブックス)は、世界40ヵ国以上で翻訳され160万部以上発行、ブッカー賞最終候補にもなった作品である。“世紀の小説”“小さな文学の奇跡”などと評された原作を忠実に、かつ美しい情景と共に視覚的に見事に映画化した本作は、激動の20世紀の中、80年にわたって暴力、戦争、貧困に耐えなければならなかったアンドレアス・エッガーの孤独な苦難の人生を描いている。しかし、そんな名もなき男の人生の中にも幸福な瞬間と大きな愛があり、エッガーは自分の人生を受け入れ、無骨に生き抜いていく。
アンドレアス・エッガーは時代ごとに3人の俳優が演じている。青年期を新人のシュテファン・ゴルスキー、老齢期を性格俳優のアウグスト・ツィルナー、幼少期を新人のイヴァン・グスタフィクがそれぞれの年齢で非常に説得力を持って演じた。監督は、『ヒランクル』(03)、『アンネ・フランクの日記』(16)のハンス・シュタインビッヒラー、脚本は、『マーサの幸せレシピ』(01)のウルリッヒ・リマー。

現地、5/3に受賞発表されるドイツ最大の映画賞であるドイツ映画賞にて4部門(作品賞・音響編集賞・美術賞・メイクアップ賞)ノミネートされ、シュテファン・ゴルスキーはバイエルン映画賞主演男優賞受賞した。

【ストーリー】
1900年頃のオーストリア・アルプス。孤児の少年アンドレアス・エッガーは渓谷に住む、遠い親戚クランツシュトッカーの農場にやってきた。しかし、農場主にとって、孤児は安価な働き手に過ぎず、虐げられた彼にとっての心の支えは老婆のアーンルだけだった。彼女が亡くなると、成長したエッガーを引き留めるものは何もなく、農場を出て、日雇い労働者として生計を立てる。その後、渓谷に電気と観光客をもたらすロープウェーの建設作業員になると、最愛の人マリーと出会い、山奥の木造小屋で充実した結婚生活を送り始める。しかし、幸せな時間は長くは続かなかった・・・。第二次世界大戦が勃発し、エッガーも戦地に召集されたもののソ連軍の捕虜となり、何年も経ってから、ようやく谷に戻ることができた。そして、時代は過ぎ、観光客で溢れた渓谷で、人生の終焉を迎えたエッガーは過去の出来事がフラッシュバックし、生涯を共にしたアルプスの光景を眼前に立ち尽くす−。

監督:ハンス・シュタインビッヒラー『ハネス』
脚本:ウルリッヒ・リマー『マーサの幸せレシピ』
撮影:アルミン・フランゼン
編集:ウエリ・クリステン『THE WAVE ウェイヴ』
美術:ユレク・カットナー

青年期のエッガー:シュテファン・ゴルスキー
老年期のエッガー:アウグスト・ツィルナー『マーサの幸せレシピ』
クランツシュトッカー:アンドレアス・ルスト
マリー:ユリア・フランツ・リヒター『水を抱く女』
ホラー教師:マリア・ホフステッター『白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々』
トーマス:トーマス・シューベルト『エゴン・シーレ 死と乙女』
アーンル:マリアンネ・ゼーゲブレヒト『バグダッド・カフェ』
宿屋の主人:ロバート・スタッドローバー『ベルリン、アイラブユー』

2023年/ドイツ=オーストリア映画/ドイツ語/115分/カラー/シネスコサイズ/映倫区分G
/原題:Ein Ganzes Leben 英題:A Whole Life/配給:アット エンタテインメント 
©2023 EPO Film Wien/ TOBIS Filmproduktion München